肘関節の上腕骨小頭(じょうわんこつしょうとう)と呼ばれる部位の骨端核(こつたんかく)(成長軟骨の中心部)の障害です。1927年、パンナーの報告以来、この名前で呼ばれています。
5〜10代前半に発症しますが、非常にめずらしい病気です。男子に圧倒的に多く、右側に発生する患者さんが多いことにより、外傷やスポーツによる使いすぎも関係するものと思われます。
症状は肘関節の痛みや動きの制限があり軽度です。骨端核が次第に破壊されていく特徴的なX線像が認められる。予後は良好で過度な負担のかかる運動をさければ1〜3年でほぼ正常な上腕骨小頭が再構築されます。
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パンナー病 | ![]() |
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