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裸の王子4

  裸の王子 4 カズ@管理人 2003/01/28 13:10:10 
  偶然おまえが見たのがいけないんだ。あの晩... katsu 2003/01/28 13:10:43 
   └そこには、頭から血を流して倒れている男。... カズ@管理人 2003/01/28 19:24:32 
    └(時間がない、デジカメも盗られちまったし... まろん 2003/01/30 04:04:44 

  裸の王子 4 カズ@管理人 2003/01/28 13:10:10  ツリーへ

裸の王子 4 返事を書く
カズ@管理人 2003/01/28 13:10:10
**ルール**
少しづつみんなで小説を作成するスレッドです。
誰の後でもいいので、他の人が書いた物語の続きを書いて下さい。
ご提案下さったのはココイチ弱男さんです。

裸の王子1(初めのスレ)
http://freebbs.around.ne.jp/article/k/kazu/4/uqcgjc/index.html
裸の王子2(前々スレ)
http://freebbs.around.ne.jpmeiuqw/index.html
裸の王子3(前スレ)
http://freebbs.around.ne.jpuitrgh/index.html

裸の王子を全て読む
http://www9.ocn.ne.jp/~komatsu/hadaka/hadaka.htm

  偶然おまえが見たのがいけないんだ。あの晩... katsu 2003/01/28 13:10:43  ツリーへ

Re: 裸の王子 4 返事を書く
katsu 2003/01/28 13:10:43
偶然おまえが見たのがいけないんだ。あの晩、確かにおまえは、俺たちの顔と見てはいけない光景を、、」
話の途中に男の携帯が鳴った。
「もしもし。なに、逃げられた?」
電話にでながらも、岩田はエレベーターの「閉」ボタンを押して、私を出られないようにドアの前に立ちはだかった。
男の表情が一瞬赤く高潮したと思ったが、すぐに真っ白に青ざめた。
「探せ!絶対逃がすな!」
電話を勢いよく切った後、男が小刻みに震えているのに私は気づいた。
「こ、殺される。絶対あの女に知られてはならない…」
消え入るような声で男がエレベーターの床を見つめながらつぶやいていた。
 私が何か見た?この時は、何を言われているのか分からなかった。只、目の前の岩田という知らない男の怯えた表情を見て、何かの事件に自分が関わってしまっただわ、と思った。
 「なんだぁ。このエレベータ開かないぞ。」と外から人の声がした。
 「助けて」と、言おうとするより早く、岩田が私の口を押さえ「開」ボタンを押した。
 外にいたアベックが「エレベータ大丈夫ですか?」と、岩田に質問している間に、私は足早にフロアを駈け抜け外に出た。
 それから、どこを走ったかは分からないけど、とにかくタクシーをひろい、着払いで自分の部屋まで戻った。
 部屋のドアをロックし、ミネラルウォータを飲んだ時、はっと気がついた。あの男が言っていたのは、あの晩の事だわ。
 おさむは、血のついた手をぼんやり見ながら、
(ここに来て、確か、社長たちがいて、俺のGパンをおろし、、)
駄目だ。思い出せない。
(とにかく、ここにいるのは危険だ)
おさむは急いで服を着ると、その部屋から出た。
 外は夕暮れ時だった。外気にあたり、頭が少しすっきりしたのか彼は、富士田からの依頼を思い出したが、今日はその目的のための情報収集を諦め、部屋への足取りを速めた。
第二章
 あれは、1月くらい前だった。まだ寒さが残る夜。私は久しぶりに会った友達と深夜まで、話し込んでしまい、急いで家路に向かっていた。だから、いつもは通らない人気のない裏道を歩いたんだ。
 私は薄暗い外灯だけを頼りに、足早に歩いていた。その時、私の足を止める鈍い音が横の狭い路地からした。何かしら?と、思った私は、音の方を見た。そこには・・・・・
管理人さんもテンパッテいるようなので、とりあえず、話を落ちつかせました。
自己レスの途中と管理人さんのレスを少しリライトいときました。
萌子の回想シーンですので、私=萌子ですよ。表現は「私」or「自分」となります。
さあ。事件に突入しましょう!

   └そこには、頭から血を流して倒れている男。... カズ@管理人 2003/01/28 19:24:32  ツリーへ

Re: 偶然おまえが見たのがいけないんだ。あの晩... 返事を書く
カズ@管理人 2003/01/28 19:24:32
そこには、頭から血を流して倒れている男。そして、その男の傍らに白衣の男が立っていた。
「きゃっ」
小さく悲鳴をあげた私に気づいて、白衣の男は走り去った。暗がりでサングラスをしていたので、顔ははっきりと分からなかったが、30代から40代ぐらいだと思った。
 けっこう大柄で、180センチはあるのではないか。そして頭は角刈りだった。
 私はあわてて倒れている男に駆け寄った。
「大丈夫ですか」
返事はない。すでに男は息絶えていた。


 気が付いたおさむは、周囲を見回したが誰もいない。
「何だったんだ。さっきのは。夢か?現実か?」
 傷ついた頭を押さえながらデジカメを探したがどこにも見あたらなかった。
 仕方なくおさむは部屋を出る。と、携帯電話が鳴った。
(やつら、携帯とか財布は盗んだりしなかったな)
そう思いながら電話に出ると、富士田だった。
「例の件、どうなってるんだ。あまり待たせると、買い取ってくれなくなるぞ」
電話の向こうで大柄の富士田が額にしわを寄せている顔がちらいついた。
「ま、待ってくれ。何とかする。絶対に」
「明日いっぱいが期限だ。頼むぞ」
一方的に電話は切られた。(畜生、こっちの苦労も知らずに)
 おさむはブツブツと呟きながら石を蹴った。あの角刈りの富士田の頭に当たればいいと思いながら。

    └(時間がない、デジカメも盗られちまったし... まろん 2003/01/30 04:04:44  ツリーへ

Re: そこには、頭から血を流して倒れている男。... 返事を書く
まろん 2003/01/30 04:04:44
(時間がない、デジカメも盗られちまったし、どうしたらいいのか…)
(それにしても、あの岩田と久利栖がどうして電磁波のことを知ってたんだ。あれで何をするつもりなんだ…)
アパートへ向かって考えていたおさむは、交差点に差し掛かり信号待ちをしていた。
すると道路の向こう側に、見覚えある女がいた。そうだこの前、部屋を間違えた配達の女だ。
なんだか慌てた様子だったのを見て、おさむはその女の後をつけることにした。


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