H13.4.28
げんきの発見 ドキドキ体験日記 著;げんきママ
今日、ぼくはおかあさんの実家へ行きました。実家の近くには公園があり、おばあちゃんによく連れて行ってもらいます。自動車を降りておばあちゃんの家に行くには、少し歩きます。車一台がやっと通れるアスファルトの道です。その道を、おとうさんとおかあさんはどんどん歩いていきます。ぼくは、なんだかへんなものを見つけました。ちょっと動いているみたい。なんだろう?こんな道の上に。「おかあさん、なにこれ」ぼくが叫びました。「えっ何、カエル?何だろう?ええーーー?!」よく見たら、小さな小さなおかあさんの親指くらいの鳥の赤ちゃん。うぶ毛も生えていないのです。おなかがすいているのかな。大きな口をあけて鳴いています。びっくりしました。どこからきたのかな。おとうさんとおかあさんはどこにいるのかな。どうして?どうしよう。ぼくとおとうさんとおかあさんは近くに巣がないかさがしました。風にとばされてしまったのかもしれないから。「何鳥の赤ちゃんかな?」「つばめかな。でも、こんなに小さいからすずめかな。」とりの赤ちゃんはピヨピヨ元気だし「おとうさんとおかあさんはどこにいるのかな?こまったなあ、このままじゃ死んじゃうよ。」どうしようどうしよう。
おかあさんがティッシュを出してくれました。おとうさんがその上にとりの赤ちゃんを乗せてくれました。おとうさんの手のひらに乗ってもとても小さな赤ちゃんでした。
おばあちゃんに相談しました。「どこかに鳥の巣ないかなあ。」おばあちゃんは、「どうするの?ほかの巣でいっしょに育ててもらうの?」「育ててくれるかなあ。」「やってみないとわからないよ。」
大人たちが相談しています。おばあちゃんの家の倉庫につばめの巣があります。でも巣には親鳥がいて、ちょっと怒りそう。みんな少し待っていました。そのうちに親鳥が飛んで行きました。今なら巣に入れてもらえないかな。
おじいちゃんが、大きなはしごを持ってきました。のぼって、とりの赤ちゃんを巣の中へ入れてくれました。でも、中は高くてぜんぜん見えません。だから、みんなとても心配でした。
近くにいると、親鳥が帰ってこないかもしれないから、ぼくたちは少し遠くへ離れました。そうこうしているうちに親鳥が帰ってきました。どうかな。きっとびっくりしたでしょうね。急に赤ちゃんが来たんですもの。巣から追い出されたらどうしよう。大丈夫かな。ぼくもおとなたちもとても心配でした。でも赤ちゃんは放り出されていないようだし、親鳥は忙しそうに動き回ってるようで、赤ちゃんの面倒を見ているみたいです。
あっ!赤ちゃんのお世話しているみたい。良かった!おじいちゃんもおばあちゃんもおとうさんもおかあさんもぼくもほっと安心しました。
良かったなあ。元気に大きく育ってくれると嬉しいな!また見に来るからね。
余談ですが、
「よそのヒナでは育ててくれんぞ。」とおじいちゃんとおばあちゃんは言いながら、「虫でも捕まえて来い。」といいました。げんきは一生懸命探してアリを見つけました。でもなかなか食べさせることはできません。「がんばってエサをやって育てても、巣立ちまでは面倒みれんよ。とりの子育てはとりに頼もうよ。」と相談がまとまり、倉庫のツバメにお願いしてしまいました。このまま元気に育ってくれるかな?げんきが気づかずに行ってしまったら、きっとヘビのエサかひからびてしまったでしょうに。ヒナにとっては、げんきは命の恩人ですね。子どもの眼はすごいものを見つけることができるのですね。
主人は、「ツルの恩返し」があるから、「ツバメの恩返し」もあるかもしれんぞと、欲深いことをたくらんでいましたが。
ちょっと、物語風になってしまいましたが、げんきのドキドキ体験記でした。 おわり