内側型 −
外側型(上腕骨小頭障害)は発症初期に適切な治療を受ければ遊離体を形成することなく治癒する可能性が高いが、厄介なのは初期には疼痛を認めないことが多く、気付いた時には進行して手術をせざるを得ない状態になっているという点である。
初期に発見出来れば、そのほとんどが野球の禁止(投球動作以外にもバッティング等、肘に負担のかかる動作の完全なる禁止が必要)により修復可能。
早期発見が一番重要である。
画像診断にはエコー・レントゲン・CT・MRIがあるが、最近、早期発見の為にエコーが注目されている。
多くは保存療法にて治癒する。
基本は投球制限であるが「痛みが消失するまでの投球禁止」とするのか、もしくは「画像上、骨癒合が得られるまで投球禁止」とするのか判断が分かれる所ではある。
なかには手術が必要な場合もある。
アクセレーション期からリリース期にかけての肘外側部への圧迫力・骨の衝突により発生すると考えられています。
肘外側への過度の外反ストレスにより、肘外側の上腕骨小頭と橈骨頭の繰り返される圧迫力により上腕骨小頭の関節軟骨に壊死を生じ離断してくる病態です。
病期の進行度により・透亮期(初期)・分離期(進行期)・遊離期(終末期)にレントゲン分類される。
外側型(上腕骨小頭障害)
10歳前後の小学生(特に投手)から中学生にかけて多く見られ内側型・外側型・後方型がある。
内側型が最も多く見られるが基本的に予後は良好である。
問題となるのは外側型で離断性骨軟骨炎となり病期が進むと骨片が遊離体(関節ネズミ)となり注意が必要です。
成長期に生じる野球肘で最も多く見受けられる障害です。
コックアップ期からアクセレーション、リリース期にかけて肘への過度の外反ストレスにより、骨が成長する骨端部に剥離骨折や骨端核の障害が起きます。
成長期には骨が完全には出来上がっておらず、骨端部は脆弱な軟骨部である為に、そこに付着する筋・靭帯からの繰り返される過度の牽引力によって障害が引き起こされます。
多くは、エコー、レントゲンにより内側上顆部に剥離骨折や骨端核の分節像を認めます。
身体所見としては肘内側部の圧痛・可動域制限(屈曲・伸展)・投球動作時痛があります。
内側型
野球肘とは、野球の投球動作によって引き起こされる肘の痛みを総称して呼ばれます。主に肘の内側部、外側部、後部のいずれかに痛みが発生し、投球動作(ワインドアップ期、コックアップ期、アクセレーション期、リリース期、フォロースルー期)の負担の掛かり具合により、どの場所に痛みが発生するか変わってきます。
また、同じ肘の痛みでも成人期と野球少年に生じる成長期に生じる野球肘では病態が異なり分けて考える必要があります。

ボールを投げ終えた後の投球動作をいいます。
フォロースルーを大きくとる事により肩・肘の負担を軽減します。
ボールを離す時です。手関節最大伸展位から、リリースと共に屈曲位へ強制され、前腕屈筋群の最大に引き伸ばされた状態から縮んだ状態へコンセントリックな収縮が行われる。それにより内側の骨・軟骨部には牽引力から圧迫力、外側部には圧迫力から牽引力が加わる。
トップの位置からボールをリリースするまでをいいます。
さらに内側の筋・腱・靭帯が引き伸ばされ非常に強い牽引力が加わります。一方で外側部の骨・軟骨には逆に圧迫力が加わります。
テークバックをし肩が外転・外旋したトップポジションをいいます。
内側の筋・腱・靭帯に牽引力、張力が加わり、内側部に負荷がかかります。
振りかぶった際の動作をいいます。
この時期、肘に負担の掛かることは有りません。
・ワインドアップ期
治療
成長期野球肘
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