「おかえし」   村山桂子 作   織茂恭子 画

 これを読む人は覚悟して望んで下さい! 実にめんどくさい絵本です(笑)
 事の始まりは引越ししてきたきつねの一家が、お隣のたぬきさんの所へあいさつにイチゴを持参したこと
 そのおかえしをたぬきさんがしたから、おかえしのおかえし! さらに、おかえしのおかえしのおかえし・・・と続き
 最終的におかえしを12回も言います! 読んでる途中でイヤになります でもある時点からおもしろくなるんです
 いろんなものをおかえしに使いますから、それが楽しい! めんどくさい絵本だけれど、
 子供のワクワクはおかえし数に比例します(笑) 最後は微笑ましい結末にここまで読んでよかったって思えますよ
 これ読んでってもってこられると「えーーー」って言っちゃいますが、私も好きな絵本なので頑張って読みました♪
「マフィンおばさんのぱんや」   竹林亜樹 作   河本祥子 画

 まずパンが食べたくなります♪
 
町にあるぱんやさんはマフィンおばさんが切り盛りしていて、お手伝いのアノダッテという男の子がいます
 彼がマフィンおばさんをもっと楽にさせてあげようと、一人で特大のパンを作り出しました
 地下室で釜いっぱいのパンを焼き始めたけれど・・・ 案の定釜を壊してパンはどんどん膨れていきます
 地下から1階、2階、そして屋根裏部屋にと・・・ マフィンおばさんと二人屋根に這い出したところでパンが膨らむのを
 やめて朝が来ました♪ 町の人たちと一緒にパンを食べるっていかにも絵本らしい絵本!
 騒ぎに気づいたマフィンおばさんはアノダッテに言った言葉は
 「あたしも、こんな おおきな ぱんを やいてみたいと おもっていたんだよ」こう言える人になりたいと思いました
「ふしぎなナイフ」   中村牧江・林健造 作  福田隆義 画

 ふしぎな絵本です。 大人にははっきりいって何が面白いのか理解できない人の方が多いと思います
 でも子供達は大好きです!
 ナイフが(これも身近じゃないですよね?、スプーンとかフォークじゃない所が技だな〜)ねじれたり、
 割れたり、ほどけたり(!!!!) とにかく子供の気持ちを鷲掴みにする1冊
 ここにアップするために久しぶりに本棚から出してきたのをうちの子供たちも「これおもしろいよな〜」と
 読んでました、中3と小6の息子が☆ 彼の心の中にも残ってるんですね〜
 次男がリアルタイムで読んだのですが、見開き2ページに書いてあるのはそれこそ「きれる」って一言だけなのに
 笑って笑って読んだ絵本です 子供の心って面白いです
「きょだいな きょだいな」  長谷川摂子 作  降矢なな 画

 ひろい野原のど真ん中にあるんですよ〜 巨大なピアノ・石鹸・電話・トイレットペーパー・びん
 桃・泡だて器・扇風機!
 そこに子供が100にんやってきていろんな事をします♪ 実に楽しそうですよ
 子供達もこれやりたいとか言いました♪
 詩のように流れる文面は読んでても楽しくなります
 最後扇風機に飛ばされて着地した場所は・・・ 子供達が大好きな場所でした
「ぽとんぽとんはなんのおと」  神沢利子 作  平山英三 画

 冬眠中のくまのおかあさんと双子のこぐまの素敵な素敵なお話です
 かーん かーんっておとがするよ ほっほー ほっほーって・・・ しーんとしずかなの? 
 つっぴい つっぴいって・・・ どっどー どっどーって・・・ ぽとん ぽとんって・・・
 はながくすぐったいよ  ってこぐまたちの質問に優しく答えるくまのおかあさん♪
 冬から春への移り変わりを、穴の中から音だけで表現しているんです
 この絵本もぽとんの音が聞こえる頃になると、読んであげてましたね♪
「はなをくんくん」     ルース・クラウス 作 マーク・シーモント 画  きじまはじめ 訳

 森の動物・虫たちが冬眠からめざめました
 そしてはなをくんくんさせて、おでかけ!
 まだ雪が残る森の中をはなをくんくんさせてみんなで移動です
 彼らが見つけたものは? モノクロのページに中で唯一こそだけ色彩があります
 とても素敵なお話!
 春先になると必ず読んであげた絵本です
 表紙と裏表紙は喜びの舞をする動物達! 読み終えた後に、なるほど〜って思えますよ
「ちびくろさんぼ」     ヘレン・バーナンマン 作  フランク・ドビアス 画

 私と同世代の方は懐かしい〜と思われるのでは?
 一度は人種差別を扱っていると絶版に追い込まれたこの懐かしい本が去年復刊しました
 勉強不足なのか、何が人種差別にあたるのかが理解しきれないのですが・・・
 でもこんな楽しい絵本が日の目をみないのは間違っていると思います
 絵本の楽しさをいっぱい伝えて、さらには肌の色とか違っても同じ人間だから一緒だよって
 子供達に伝えていけるといいな〜〜

 ちなみにこれは昔の本です! ボロボロなので新刊もゲットしました
 とらがバターになってホットケーキにつけて食べられてしまうのは何度読んでも爽快であります☆
「11ぴきのねこ」     馬場のぼる 作

 とらねこたいしょう以下10ぴきのねこたちが主人公のこのシリーズ
 とにかく11ぴきのねこたちが実に悪さの限りを尽くします でもどこか憎めないのよね〜〜
 ねこたちの結束力はたいしたものです(笑)
 おなかイッパイ魚が食べたくて、捕獲にでかけました! 巡り合えた大きな魚は手強い!
 何度目かの戦いの末、寝込みをおそい捕獲
 故郷に帰ってみんなにみせようって言ってたのに・・・ 一夜明けたら魚の骨しかない
 みんな我慢できなくて闇夜に乗じて食べてしまったのね 悪すぎ(爆)
 以下のシリーズの悪行つくすねこたちを子供は大好きですね♪
「まほうのえのぐ」    林明子 作

 よしみはお兄ちゃんのえのぐを借りて絵を書き始めました!
 小さなお客様が次々やってきて・・・
 絵の具を持ち去ったお客様を追って森の中に入っていったよしみ
 森の動物・虫・鳥達と一緒に楽しいお絵かき時間を過ごしていたよしみ
 穏やかな静寂な時間を過ごしてる1画がとても好きです♪
 森で描いた絵は裏表紙になってる粋な演出もありの優しい絵本! 
 しゃくとりむしが随所に渡って活躍してるなど、よく見ると楽しい仕掛けがいっぱいです♪

「そらまめくんのベッド」   なかがわ みわ 作

 そらまめくんはふわふわのベッドがたからもの!
 えだまめくん・グリーンピースの兄弟くん達・さやえんどうくん・ピーナッツくんが
 ベッドを貸してと言っても、断固として貸してくれない少しイジワルなそらまめくん
 そんな中大切なベッドがなくなってさぁ、大変! お豆くん達に聞くけれどみな知らなくて・・・
 初めは知らん振りをしていたお豆くん達も見るに見かねて探し始めがが・・・
 見つからない。 そんなそらまめくんの目に飛び込んできたのは思わぬ所で活躍しているベット!

 最後はその大切なベッドで仲良くオヤスミしている姿に和みます
「あたごの浦」

 これは何が好きかというと・・・・
 登場人物(?)である、海の生き物達が実にキュートなのです。
 満月の夜に浜に上がってきたタコ・鯛・ふぐ。
 事もあろうに宴会を始めた彼らの一発芸が描かれてるのですが
 その芸を見せる側と見る側の掛け合い言葉が最高!
 読み終わった後に、こいつら何てオマヌケで生き生きしていて可愛いんだ!
 と私は大好きな絵本です。
「めっきらもっきらどおんどん」     長谷川摂子 作  ふりや なな 画

 夏の昼下がり、かんたが体験した不思議なお話です
 メチャメチャな歌を神社で歌ったところ、それは妖怪の国への入れる魔法の呪文!
 そんなつもりがなくても、妖怪の国に引き込まれたしまったかんたを待っていたのは・・・
 これまた愛すべき妖怪3人(?!) 
 おたからまんちん・もんもんびゃっこ・しっかっかもっかっか=妖怪の名前です。
 名前だけでも楽しさ炸裂してませんか(笑) 一緒に遊んだかんたは月をみて寂しくなり
 つぶやいた一言が現世に帰る呪文でした。
 かんたと妖怪達のふれあい、最後につぶやいた一言は愛だな〜と思います。



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