【3】”権利を主張するための証拠” の重要性

 口でどんなに 「残業をしている」 と言っても、証拠がなければ権利の主張は難しくなります。

 出勤退勤の記録に残らない形で残業をしている場合や、
 断りきれないサービス残業を日常的にしているという方は、
 特に意識して証拠を残すようにしてください。
 
 証拠がなければ闘えません。

 証明すべき事柄とそのための証拠の例は次の通りです。
A 雇用主と労働契約を締結した事実 ⇒雇用契約書・社員名簿・名刺・社会保険関係の書類等
基本給の額 ⇒給与規定・給与明細・給与が振り込まれている通帳・源泉徴収票・求人広告
実際に労働した時間 ⇒タイムカード・業務日報・あなたの日記やメモ・メール等のパソコン内のデータ等

 さらに、雇用主の資産を差し押さえまで考えれば雇用主の取引先や口座等を把握しておくことも有用ではあります。

 証拠は、雇用主とあなたとの関係が険悪になるより前の方が収集し易いでしょう。

 特に [C] についての証拠は、常に雇用がわによる改ざんや隠滅の可能性があります。

 断りきれないサービス残業をするごとに、タイムカードを写真に撮っておくなど証拠を集め、雇用主の態度が改まらない場合に備えておくということもありえるでしょう。

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