正直なところ、バッグは野球の試合中に使う道具ではありませんので、別に何を使ってもなんの不都合もありません。けれど各野球メーカーが野球少年のことを考えてバッグを開発していますので、それらの機能・特徴について説明したいと思います。

 各メーカーとも少年野球用に作っているバッグの代表は通称「小次郎バッグ」と呼ばれるバッグです。そうです巌流島で武蔵と決闘した「ツバメ返し」の必殺技で有名な、あの佐々木小次郎からその名称はきています。みなさんもテレビなどでご存じかと思いますが、小次郎の愛刀は長尺でした。その長刀から繰り出す必殺技が「ツバメ返し」です。(技については関係ありませんのでここでは割愛します)小次郎は長すぎるその刀を腰に佩くことができず、忍者のように背中に背負っていました。もうお気づきかと思いますが、そうなんです。「小次郎バッグ」にはバットが収納でき、背中に背負う格好からこの愛称が生まれました。(話が長くてスミマセン)

 バットを背中に背負う理由はこうです。野球少年というのはマイカーを持っていません。当たり前です。マイカーの代わりに自転車でグラウンドに通います。両手が使えて、自転車のバランスを考えて、小次郎バッグにはバットが収納できるのです。それだけではありません、小次郎バッグには、その他いろいろな機能が備えられています。そのあたりが各メーカーの工夫のしどころです。汚れ物を入れる収納スペースがあったり、グローブを留める機能があったり、水筒を入れるネットがついていたり、名札がつけてあったり、肩に負担がかからないようにショルダーパッドに特徴があったりと様々です。

 では、どんなバッグを選んだらよいのでしょうか?結論からいいますとどれでもイイです。(ただしバットが収納できるかどうか?の確認は必要です。)店頭で触りまくって、子供さんの好みのバッグを買ってあげてください。実際に子供さんが選ぶと、色やデザインがその選択理由であることが多いですが・・・・・そのあたりはおかあさんがうまくアドバイスして、あとあと後悔のないようなバッグ選びをしてください。
 以下、ウィルソンのバッグを一例に、主な収納機能の写真です。


 バット収納の一例
このバッグはサイドに縦型の収納ですが、他にも斜め収納のタイプや、センターに縦型の収納のタイプもあります。実際に背負って使い勝手は前もって確認しておきましょう。







 
グローブ収納タイプのバッグ
メインな収納スペースとアウトポケットの間に、カニ型のグローブ収納が工夫されています。子供さんがいつも何を入れていくのか考えて、必要な機能の商品を選びましょう。





 
アウトポケットの外側にゴムストラップで衣類など引っかける機能。デザイン的な要素でもありますが、使ってみると以外に便利です。







 その他、各メーカーいろいろな機能があります。ちょっと見ただけではわからない機能もありますので、店頭で質問してみてください。バッグのカテゴリーにバットだけを収納するバットケースもあります。こちらは大人も使うアイテムですが、子供用と一般用ではサイズが違ったりします。そのあたりは次回の特集で説明したいと思います。


※ 次回はバッグ編Aをアップします。

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「うちの子が少年団に入ったんだけど、少年野球をするには何が必要なの?」というおかあさん方のために、よくある質問をまとめて用具の解説のページを作りました。野球道具を購入される際に参考にしてください。
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